なぜフィリピン人は英語が上手なのか – その真実に迫る!

フィリピンはアジアなのにみんな英語が普通に話せる国。ネイティブとも上手にコミュニケーションを取れる。そんなフィリピン人の英語力の背景について。

歴史的背景

スペインに2世紀半以上統治され、その後に第二次世界大戦まで半世紀に渡ってアメリカの統治時代。なのでフィリピンの国語であるタガログ語はスペイン語が語源のものが多い。フィリピン料理、古い教会や建物はスペイン調。近代に統治された米国の影響は現在にも色濃く反映されている。

近代生活様式

日本も第二次世界大戦後の米国の影響でかなり近代文化が変化したのと同様、フィリピンも米国のライフスタイルが強く浸透している。スーパーはアメリカの商品がたくさん売ってるし、ファーストフード店もたくさん。テレビ等のマスメディアもみんな普通に英語を使う。なので、特に高学歴で英語を学ばなくても普通に一般的に誰もが英語を話す。カラオケに行くとみんなが歌うのはアメリカの昔の歌ばっかり。

宗教的背景

国民の9割以上がキリスト教。キリスト教の国全部が英語ペラペラかというとそうでもないが英語を話せる文化の国が多いのは確か。

という背景から、フィリピン人は皆小さい時から英語環境にあり、流暢な英語を話せる。その高いコミュニケーション能力から、2008年の金融危機以降はグローバル企業が相次いで経費削減の為に業務のオフショア先として英語が話せるフィリピンが選ばれている。ウィキペディアではフィリピンは英語人口世界第5位。その英語力を活かして海外に仕事に出る人がダントツに多いのもフィリピン。米国とか医療機関でフィリピン人多いですよね?

これらが私なりに分析した「フィリピン人が英語が話せる」背景だと思います。コンビニでもタクシーでもガードさんでもみんな普通に英語で会話が出来て他のアジアに旅行した時と比べると便利だなあと最初にフィリピン来た時は思ったものでした。