英語留学先の国選びについて
英語を学ぶならアメリカ!と思いがちですが実は母国語が英語じゃない国で英語を学ぶ方が有利だったりします。今回はその理由をご紹介します。皆さんの参考資料としてお使いください。
私自身の経験
私は日本人の両親を持ち、高校生までずっと日本で育ち、大学からアメリカのボストンで4年間正規留学をしました。理由は当時不況で一流大学卒業生が皆就職難だったのを高校生ながらに見ていて、人と同じ事をしていては将来が危ぶまれると思ったからです。
そもそも英語が好きだったので大学で英文科でも行けばいいかと思ってたものの、「日本で日本人に日本語で英語学んで本当に英語が出来る様になるのか」「アメリカの大学行けば英語で専門科目を学ぶから英語+αで一石二鳥じゃないか」「異国で親元を離れて自分で全部生活する事で人間的に成長が期待出来る」というのが当時母と、アメリカの大学に生徒を出した事のない公立高校の私の担任の先生を説得させるための理由でした。
いつもアメリカの映画やドラマをテレビで観て「アメリカ人の考え方ポジティブで共感!こんな考え方出来るように自分もなりたい」と思い、シンプルに(英語=アメリカ)でした。
最近思ったのは
米国大学を卒業して5月に帰国して所謂「就活」。アメリカの大学で(色々)頑張った経歴が買われてか6月には速攻で大手米国銀行に内定。翌年4月の入行まで1年弱は英語講師を中学生の塾とマンツーマン英会話学校でアルバイトとして掛け持ちしながら久々の日本生活をエンジョイ。
米銀で6年東京で勤めた後に金融危機で経費削減の為に日本からマニラに移管された業務を立ち上げるサポートの為にマニラに異動。現在部署も異動しながらかれこれ11年、会社はみんなフィリピン人で日本人は私だけ。4年目にはフィリピン人と結婚、9年目には(双子を)出産してフィリピン人のベビーシッターさん3人も同居して「どフィリピン」な毎日。フィリピン人はみんな上手な英語を話すけど一応彼らにとって英語はあくまで第二言語で母国語はタガログ語。小さい時から英語の環境にあったとは言え、フィリピン人の中にも英語がそんなに上手じゃない人もいる。
お気づきでしょうか。フィリピン人は自分も英語を「外国語」として学んでいる。故に日本人がどこが分からないのか、痛い所に気づいてくれる。これがアメリカ人だと、日本人が英語のどこがどう分からないのかが分からない。フィリピン人は持ち前のホスピタリティーもあるけど、日本人が分からないのを知っているからゆっくり聞こうとし、話してくれる。アメリカ人の英語の授業だと特に初心者レベルから始めようとするといきなりアメリカ人に着いていくのは難しい事が多い。
結論
高校生時代の自分は「英語はアメリカ!」だったけど今思うとフィリピンでもよかったわけです。当時はフィリピン留学は全然なかったけど、なので現在はフィリピンで留学してからアメリカや他の国へ留学する2カ国留学というのも多い。フィリピンに休暇を利用して短期に複数回留学を重ねる人も多い。
日本から近いし、安いし、短期でも留学できて、英語の上手なフィリピン人がマンツーマンで日本人に合わせてレッスンしてくれる。
自分の経験からつくづく思うので、今英語を習得したくて留学を検討されている人達にもぜひシェアできたらと思って書きました。
自分にはどうなんだろう?等ありましたら下記リンクからお声がけください。
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