「どう違うの?」英語の試験たち – TOEIC・TOEFL・IELTS・英検

今回は英語の試験の種類とその違いについてです。たくさんある英語の試験、どれをどういった理由でみんな受けてるの?って思ったことないでしょうか。英語スキルのプランを立てる際の参照にしてみてください。

英語の試験

英語を学ぶ目的として試験に合格しなくてはいけない。目標のスコアを達成しなくてはいけない、等があります。学校へ入学、会社に就職する際の履歴書、転職のキャリアアップとして英語力を提示する際にこれららの公的試験が用いられます。

英語試験の種類と違い

以下によく採用される英語試験とその違いを簡単にご紹介いたします。

  1. TOEIC:TOEICとはTest of English for International Communicationの略で、英語を母国語としない人のために実施される国際コミュニケーション能力を測るためのテストという位置付けです。試験内容も実際の生活に使われるような英語内容になります。「英語の実力がどこまであるのか」をスコアで示すことができるため、企業の採用や昇格の基準などにも利用されています。たとえば、外資系企業など日常的に英語を使う職場では、最低でも700~800点以上は必要になってきます。
  2. TOEFL:TOEFLとは、Test of English as a Foreign Languageの略で英語圏の大学や大学院への入学を目指す方の「英語で学ぶ力を測る」ことを目的に開発しました。そのため、海外大学への留学を目指すなら、TOEFLの受験が必要です。アカデミックな場面で必要とされる英語スキルを測るため、リスニングやリーディングはもちろん、ライティングとスピーキングの試験まであります。また、出題される単語も学術的なものや学校生活に関するものが多いです。
  3. IELTS:IELTSとはInternational English Language Testing Systemの略で(IELTS:アイエルツ)、海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方、およびイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請に最適なテストです。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでも TOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超え、英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けています。
  4. 英検:実用英語技能検定は、公益財団法人日本英語検定協会が実施する英語の検定です。文部科学省は英検では「読む」「聞く」「話す」「書く」能力の試験が求められている反面、大学入試で「話す」「書く」を実現することは困難であるとして、既に社会的に認知された民間の資格・検定試験の結果を大学入試に利用する方針を2017年に決め、そのための「大学入試英語成績提供システム」を2020年4月から導入することを告知し、2017年12月に英検はこれに参加することを表明しました。しかし、文部科学省は2019年11月1日に英検をはじめとした英語民間試験の利用を延期を決定し、大学共通テストで民間試験を利用するために必要な個人IDの申し込みを中止。理由は英検及び民間試験の利用による地方と都市部の英検などの英語民間試験の会場数の差、受験料が高額なための経済的な不平等などの点が不満として寄せられていることが挙げられました。

結論

ざっくりと比較しました。アカデミックな海外大学留学などはTOEFL、それ以外はTOEIC。行き先がイギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドならIELTS。転職やキャリアアップの英語ならTOEICなので英検は今の時代あまり必要ないんではないかと思います。

フィリピンの英語学校も各試験のスコアアップに特化した集中コースがあります。韓国系のスパルタ校だと朝から晩までみっちり勉強して目標スコア達成保証もあります。