フィリピンのお盆 All Saints’Day 11月1日
今回はフィリピンの祝日のひとつAll Saints’Dayについてご紹介したいと思います。
All Saints’ Day(11月1日)の歴史
All Saints` Dayの起源は祝祭が聖人と殉教者を賞賛するため聖霊降臨祭の後の日曜日に行われていた4世紀のギリシャキリスト教の伝統に遡ります。
最初に記録された諸聖人の日は、紀元 609 年 5 月 13 日、教皇ボニファティウス 4 世がフォカス皇帝からの贈り物としてローマのパンテオンを受け取ったときに発生しました。教皇は、聖母とすべての殉教者を称えるために、この日を休日として捧げました。
西暦 835 年、教皇グレゴリウス 3 世の治世中に、この祭りは 11 月 1 日に移され、神のみが知る聖人を含むすべての聖人を称えるように拡張されました。
異教徒の死者の饗宴であるサムハインに取って代わるために、11月1日が意図的に選ばれた可能性があります。サムハインの前夜は、悪霊が人間を求めてこの地を歩き回った時期でした。精霊を混乱させるために、人々は人間以外の生き物に扮しました。この伝統は、11 月 1 日がキリスト教の祭典になった後も引き継がれました。そのため、All Hallows’ Eve の短縮版であるハロウィーンの名前が付けられました。
この日は宗教改革を生き延びたが、プロテスタントはそれを 11 月 2 日の諸魂の日と組み合わせました。
この日は 1770 年に教会祭として廃止されましたが、多くの教会では 11 月の第 1 日曜日に祝われています。
ローマ・カトリック教では、諸聖人の日は義務の聖日です。これは、カトリック教徒は、病気など出席しない正当な理由がない限り、その日にミサに行かなければならないことを意味します。 11 月 1 日が日曜日の安息日に隣接する月曜日または土曜日になると、カトリック信者はミサに出席することが奨励されますが、必須ではありません。
休日は通常、マタイの福音書で語られているように、イエスの山上の説教で与えられた8つの祝福である至福の朗読で観察されます。
近年、多くの教会では、その年に亡くなった人々をその日に追悼することが一般的になっています。
諸聖人のイブの前夜に墓にろうそくを置くという伝統がより一般的になりつつあります。
世界中のAll Saints` Dayの日
フィンランド、スウェーデン
フィンランドとスウェーデンでは、諸聖人の日は 10 月 31 日から 11 月 6 日までの土曜日に祝われます。
オランダ
オランダでは、11 月の第 1 日曜日が祝日ですが、祝日ではありません。
フィリピンでのAll Saints’Day 日本もお盆になると8月13日にお墓へお迎えに行って8月15日にお見送りにお墓へ行きますが、フィリピンの場合はAll Saints’ Dayにお墓に泊まります。ちょっとしたパーティー感覚で故人との時間を愉しむ感じでしょうか。 フィリピン人の夫と話していたんですが、日本は火葬するので魂が移動可能な感じなのでお迎えに行って自宅へお招きする・連れてくるイメージ、フィリピンは基本は土葬なので故人の身体が土の下に眠っているので移動不可能、よってその場で一緒に時間を過ごすんでしょうか。
よってAll Saints` Day付近、前日や前後の週末は地方へ移動する人が多いので渋滞に気をつけなくてはなりません。1週間地方へ滞在する人も多いので中心街から地方都市を繋ぐ道路は要チェック。その分All Saint`s Day中自体の中心街時代はみんな地方へ出ているので意外にいつもより空いていることが多いです。 もし皆さんも留学される際に11月1日のAll Saints’ Dayとかぶっていたらぜひ気にかけてみてください。