フィリピンの言語

フィリピンはルソン島、ミンダナオ島、ナオ島、セブ島を含む7,100以上の島々からなり、タガログ語をはじめ、セブアノ語、ボホラノ語、ワライ語、ビコール語、ヒリガイノン語、イロカノ語、パンパンガ語の8大言語を含め、母語として使われる言語は合計172にも及ぶ。

国語はフィリピン語、公用語はフィリピン語と英語であり、フィリピン語は実質的にはマニラ首都圏を中心として話されている地方語の1つであるタガログ語を基にして採用された言語である。アメリカ合衆国の植民地で合ったこともあり、アメリカ英語がかなり普及しているが、ナショナリズムの高まりと共に政府は国が一体となって発展していく為には国内全域で通用するフィリピンの共通言語が必要であるとし、タガログ語を基本としたフィリピン語が普及した。また、タガログ語と英語が混ざった「タグリッシュ」がある。